歯が重なったり捻れたりしている人は、上顎骨のベースの幅が狭いという論文である。ただし、下顎骨のベースはそうでもない(臼歯が内側に傾斜している)。 そうだとすれば、上下顎のバランス(幅について)をとるためには、上顎骨のベースの拡大が必要である。(下顎は臼歯の頬舌的アップライトで対応)。
それは、主として上顎急速拡大装置によって、達成可能である。
裏を返せば、スペース獲得目的のための小臼歯抜歯(便宜的)だけでは、必ずしも形態的に改善しないということである。小臼歯非抜歯矯正治療でも同様である。
Crossley AM, Campbell PM, Tadlock LP, Schneiderman E, Buschang PH. Is there a relationship between dental crowding and the size of the maxillary or mandibular apical base? Angle Orthod. 2020;90(2):216-223. doi:10.2319/051019-324.1
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(0)|by pl_D-00029
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