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リーバーマンによると、人類の文化的進化が様々な病気の原因になっているという。
文化的進化は、生物学的進化とは区別され、人類特有のものだ。 大きな文化的進化は、農業の開始(約600世代前)と産業革命(18世紀)に起こっている。 人類誕生600万年からみると、とても急激な変化である。 とりわけ食事の変化が重要だ。 それに関して、身体はほとんどが適応的だが、そうでない部分もあり、それが多くの現代の病気につながっているという。 ある種のガンや心筋梗塞をはじめ、むし歯や生えない親知らず(顎骨の発育不良)などがそうだ。 原因(環境、習慣)の改善をせずに、医学や科学技術でうまく対処した場合、次の世代に継承してしまう危険性があることを唱えている。 リーバーマンは、ハーバード大学教授で、進化生物学が専門だ。これらは単なる「物語」ではなく、多くが裏付けのあることである。 この著書では、人間の体と病気に関する根源的な捉え方がなされている。医学の立ち位置をあらためて考えさせられる。 |
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