メタボリック・ドミノ
メタボリックシンドロームなど生活習慣病が国民の大きな関心事であるが、疾患は末期になって治療しても手遅れである。健康を損なう前に対処しなければならない。疾患の進行を川の流れに例えると、健康を損なう前とは川の上流のことである。川の上流部分に、歯科医学が位置づけされると考えられる。そこには栄養摂取に関わる咀嚼や咬合があり、重要なのは口腔内細菌でそれが生体にさまざまな影響を与えていくことが近年解明されてきている。(花田信弘2010、鶴見大学歯学部教授)

つまり、栄養摂取や口腔機能が口腔内細菌に影響し、メタボリック・ドミノがはじまる。
むし歯、歯周病は、かなり上流に位置している。
それらには、発育期の食習慣、口腔機能の発達(不正咬合と表裏一体)が強く関与している。源流ともいえる。
発育期の矯正歯科治療の重要性がわかる。

 
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